2011年4月12日火曜日

"IMPERIAL SPORTING CLUB"

 SILK SCREEN PRINT
"IMPERIAL SPORTING CLUB"

BROOKLYN出身のコラムニスト、小説家のピート・ハミルの小説「ボクサー」原題"FRESH AND BLOOD"にインスパイアされて作ったデザインです。

 ピート・ハミルを知ったのは、公私ともに共通の話題の多い、THE RIGHT STUFFのW氏に勧められたのがきっかけでした。
 "NEW YORK POST"のコラムニスト出身の彼のエッセイ、自叙伝は、生まれ育ったBROOKLYNのアイリッシュコミュニティーの生活をそのまま伝える様な、厳格な父親、けして裕福ではない暮らし、自身の学業、アートスクール、様々な仕事、そして、近所のアイリッシュパブに集う酔っぱらいまで、アメリカ西海岸の陽気な文化とはまた違う、歴史ある移民の街、NEW YORK,BROOKLYNの魅力に引き込まれていったのです。

 BROOKLYNで生まれ育った十代のアイルランド人、BOBBY FALLONは、酒場で警官相手に事件を起こし、刑務所に収監される。そこで生き残る為にボクシングを始めるが、自身のボクサーとしての才能を開花させ、NEW YORKのトレーナー、GUSに見いだされる。


 出所後、自身に迷いを持ちながらも訪ねるのが、IMPERIAL SPORTING CLUBという、GUSのボクシングジムだった。
 BOBBYは自分の中の家族とのかかわりと戦いながら、自分の目の前のボクサーと戦い、実力をつけていく。着実に勝ち進み、次の大切な試合の前に、GUSがBOBBYに贈ったのが、真新しいローブだった。ローブの背中には、大きなグリーンのシャムロックが縫い付けてあり、その上に"IMPERIAL S C"という文字が縫い付けてあった。


 ローブを身にまとい、試合場に姿を見せたBOBBYの背中のシャムロックを見たとき、アイルランド人のファン達から凄まじい歓声が沸き起こった。

 小説の中に出てくる、アイルランドの誇りであるシャムロック(アイルランドの国花)と、ボクシングジムの名前、下には、BOBBY FALLONの名前を入れて、劇中の主人公のローブの背中をイメージしています。

シャムロックの葉には、FORTY ORIGINAL PRODUCTS, THE RIGHT STUFF, PETE HAMILLのイニシャルが入れてあります。

同じテーマのトートバッグも少量制作しました。




”IMPERIAL SPORTING CLUB"
プリントTシャツ
Col.White/Black
Size.36,38,40

"IMPERIAL GYM"
キャンバストートバッグ
Col.Natural
Size.390mm/300mm/90mm

Boxing Fighter Movies